SEI☆ZAが目指す「女子武道エンターテインメント」のハードルは果てしなく高いのである/柴田和則

2017.08.7

テーマ『旗揚げ第三戦を終えて見えた“SEI☆ZAとは?”』


文◎柴田和則(SEI☆ZAの亡霊)


「7.28 SEI☆ZA」を運営側かつ僕個人の視点で振り返ってみたいと思います。

私的MVPはなんといってもチームSEI☆ZAの大将タバタ・ヒッチ。さすがの“必殺仕事人”っぷりを発揮して、よく頑張ってくれました。地獄の「1対3ハンディキャップマッチ」をちゃんとやりきった。トータル7ラウンドって(笑)。


勝ち抜き戦の組み合わせから、最後は1対3状態になることは高い確率で予想できた。あの苦行を淡々とこなせるのは“ラテンの不動心”タバタなればこそ。加えて、こんなSEI☆ZAならではのふざけた仕打ちを受けておきながらw、いっさい一言たりとも不平・不満を漏らさず、他のチームメイトに「お前らが弱いから負けたんだよ。なんで私1人で3人と闘わなきゃいけないんだよ」ということもなく、むしろ「私のせいでチームSEI☆ZAが勝てなかった。不甲斐ない」と涙を流して自分を責めるあたり、この謙虚さ、この自己犠牲っぷりは、一体どんな家庭に生まれたら、あのラテン系国家でこんなブラジル人が誕生するんだろうと、私は興味が尽きないのである。ちなみにタバタの父親は柔道の有段者とのこと。日本武道の精神が、地球の裏側で受け継がれているのだろうか。

ということで、大会当日の夜にタバタに「I’m proud of you」とねぎらいの言葉をかけておきました。

次鋒のラダもよく頑張った。正直、華蓮DATEには勝てないと思っていた。徐々にしかし大きく成長している。前回大会で不甲斐なかったぶんまでよく頑張った感じ。と思ったら今度はラジーナが何もせずに足を痛めて脱落。。ラダラジは一方が頑張ると一方が駄目というパターンが多い。というか毎回そう。ほんと合わせ鏡というか双子というか一心同体。二人揃ってシーソー的なシステムになっているんですかね(笑)。


あと今大会の大きな収穫だったのは、女子の相撲の攻防は思いのほか“見れるなぁ”ということ。

今回は「またスモーポイントかよ」的な白け感がなかったし、まるで大相撲を見てるときのように大声をあげて応援してしまった(笑)。まだスモーポイントの同体と技ありの定義づけなど改善すべき点はあるが、それでも最大の問題点だった相撲の攻防で見せられるとなると、ある種もう怖いものはない。一気にまた可能性が広がる。相撲の攻防に関しては、早くもSEI☆ZAが巌流島の先をいってしまったのかもしれない。何か運動会を応援してるような熱と楽しさがあるんだよね。「押せ〜」「ふんばれ〜」「負けるな〜」って(笑)。そこにも男子武道にはない強みがあると思います。


まぁ、何かとTeam DATE姉さんたちのプロ意識や佇まい、オーラのおかげで成立した部分も多かったですけどね。Team DATEはすごい。敵ながらあっぱれ。MVPはタバタと敵方のTeam DATE四姉妹です。


毎回、敵方が陰のMVPになってしまうのもまたSEI☆ZAの特徴。私としてはそこにも大きな可能性を感じている。闘い合い、分かり合い、仲間となり、素敵なパーティを形成していく。これから壮大なRPGの物語をいくらでも作れる。そこにも無限の可能性があると思います。

最後になったが、実は今大会の最大の焦点は思わぬところにあった。思い出してみてほしい。Team DATEの先鋒・華蓮は、ヘアースタイルに編み込みを施しつつも、しっかりと「ポニーテール」をキープしていた。それに対してSEIZA側のポニー率は実に0%。その時点で勝敗は決されていた。SEIZAの敗北。ポニーテールに勝てるわけがないんである(暴論)。


そんな暴論も含め、勝てばそれでいいというわけでは全くない。SEI☆ZAが提唱する「女子武道エンターテインメント」のハードルは世界一高い。果てしなく高いのである。

【7.28 SEI☆ZAレポート】タバタが奮闘するも4-3でTeam DATEが勝利!

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